天災?人災?
ハリケーンは上陸と共にその勢力を弱めたものの、それでもアメリカ史上に残る大きなものとなりました。ニューオリンズの町の80%が水に浸かり、まだまだ危険な状態で、多くの死傷者、行方不明者など被害の予測がつかないようです。スーパードームなどに非難した人達は命は助かったものの帰る家のない人達がほとんどのようです。取るものも取りあえず、家を離れなければならなかった人々がこれから遭遇する現実の悲惨さ、そして彼らの精神的な打撃は我々の想像するところではありませんが、一般的にこういった天災と言われるものによる精神的な痛手は、人災に比べ早く回復されると言われています。人災とは、テロや戦争、殺人、暴行、レイプなとが含まれます。その明らかに人災とわかるものから比べ、今回のハリケーンは天災ということになるわけですが、人間の力ではどうしようもない自然による災害を天災ということから、果たしてこれを本当に天災と呼べるのかどうか?今回のハリケーンの被害はすでに全世界の経済に大きく影響し始めています。4年前の9・11のテロは勿論人災ですが、その影響は世界中に広がりました。しかし、インド洋の津波や日本の地震、他の国のテロ事件が一夜にして、これほどまでに世界中の経済に影響を及ぼしたことがあったでしょうか?地球温暖化がハリケーンに影響していると言われる人はすでに多くおられます。天災と思われている今回のハリケーンも全世界の経済産業をコントロールしているアメリカへの警告と捉えると、アメリカ自ら招いた人災と呼べるのではないかと思ったりもします。もし、そういうことがあるのなら、そのために犠牲にならなければならなかった人々には国をあげて最大の援助をしてあげなければいけないのは勿論ですが、直接被害を受けなかった我々も物質に執着することの愚かさをあらためて考える必要があるようです。


