Monday, September 06, 2004

自由

14年前の9月、アメリカに来てそのまま居着いてしまいましたが、"そんなにアメリカが好きなの"と聞かれると、好きは好きだけど、"そんなに"と言うほどでもないのです。人それぞれ、物それぞれの役割と言うものがあり、それは自分の感情だけで決めるものではなく、必要であれば自分の周りの状況がそちらに動いて行くようです。常に自分なりに進歩を心がけながらも毎日毎日を活きていると、何かを決める時に一大決心のような気持ちにならず自然に決められるということが、特にこの14年間を振り返ってみると言えるような気がします。と言うことで、勿論アメリカと日本を比べたら両方良いところも悪いところもあるのですが、離れている分だけ日本の良いところが"感情"の中で大きくなっています。庭には桜の木を植え、時々遊びに来るウサギには"太郎”と"花子"の名前をつけ、家の中には小さな国旗までも飾っています。私は自分の意志でここに来て、自分の意志でここに住んでいるわけですが、それでも自分の故郷というものを懐かしく想い、いつも身近に感じていたいと思っています。自由であると言うことは、感情の赴くまま何でもできる、または何もしないということではなく、自分の能力を伸ばし、役割を果たしていける環境があるということだと思います。それを考えると私にとってこのアメリカは今のところやり易い場所だと言えるようです。